セルフトークマネジメント入門

著者:鈴木 義幸
発行所:ディスカヴァー・トゥエンティワン
印象に残ったこと:
セルフトークとは何か
セルフトークとは、自分の内側における自分自身との対話である
・人は、意識するしないに関わらず、終始、自分自身との対話を内側で繰り広げる
・自分に言葉を投げかけ、問いかけ、そこに答えを作り出そうとする
・「コーチ」と「クライアント(コーチを受ける人)」の一人二役を自分でやっているようなもの
・どのような問いを自分に投じることが、どのように自分のパフォーマンスに変化を与えるこことになるかを探索してみるのは、なかなか面白い実験である
・セルフトークは人間の感情や行動を左右する「特別なひとり言」
・セルフトークとは、感情や、思考、行動の引き金として、自分の中に生まれる「言葉」ということ
・セルフトークが感情と行動を支配する
・人にはあらゆることに対する判断基準であるビリーフ(アイデンティティ、価値観、世界観・・・)がある
・ビリーフ(あらゆることに対する判断基準)が他人や環境から刺激を受けると、セルフトーク発生する
・セルフトークが感情を決定する
・その感情によって行動が決定する
・セルフトークは、アイデンティティを守るために生まれる
・セルフトーク・マネジメントで理想の自分になる
・「行動」「感情」「ビリーフ」を変えることは難しい
・セルフトークは言葉であり、そのことべを自分で明確に認識し、それに変化を与えることで、感情や行動を変えることが可能になる
・セルフトークによってパフォーマンスが影響される

セルフトーク・マネジメントのための基礎知識
・コーティングでは、相手に問いを投げかけ、その問いへの探索を促し、可能な限り相手が主体的に行動することを目指す
・自発的な成長を促すことがコーチの役割
セルフトークA(automatic)は、「感情」を呼び起こし、「反応」としての行動を導くセルフトーク(感情的反応):受け身、刺激によって自動的に生まれる、ポジティブな反応を生み出すものと、ネガティブな反応を生み出すものがある
セルフトークB(bear)は、自分の意志で生み出して、「理性」を呼び起こし、「対応」としての行動を導くセルフトーク(理性的対応):積極的、自ら生み出す
セルフトークをマネージすることをセルフトーク・マネジメントといい、セルフコントロールの最良の方法である

セルフトークを「変える」
・自分への質問でセルフトークを変える
・肯定質問は未来を創る力をもつ
・問題の焦点を変えることで、新しいで口が見えてくる
・自分がネガティブな状態であるときの原因となっているセルフトークAを認識し、その後で、セルフトークAをセルフトークBに置き換え、反応を対応に変える
・「もし~しなかったら・・・?」「どうしてこんなことに?」というネガティブなセルフトークを、「肯定・自責の質問」「相手の背景を探る質問」「視点を変える質問」のようなセルフトークに変える

セルフトークを「使う」
・セルフトークBを使って、「考える」(答えを探すのではなく、答えに至る問いを自分の中で立てるプロセス
・セルフトークBを「使い続ける」
・セルフトークBで無意識の行動を「意識的に」行うことでコントロールする

セルフトークを「減らす」「なくす」
・意識し、言語化することにより、セルフトークAは、「解決すべき一つの課題」にすぎなくなる
・認識することで、そのセルフトークAは消えていく
・自分のストレスレベルを減らすことでセルフトークAを減らすことができる
・ルーティンやアンカーを作り、毎回行う
・アイデンティティを正しく理解する
・自分を守るのでなく、相手のことを考える
・現実に対し期待しない
・他人にはったレッテルを質問ではがす
「未完了」を減らし、自己の基盤を強くする
・チェックリストを使い「未完了」を発見する
・セルフトーク(A)をなくすことで集中できるようになる、最大減に能力が発揮される、周囲に影響を与えられるようになる
・結果や目的ではなくプロセスを重視することで、セルフトークをなくすことができる
・時間を忘れる自分になる
・「好き」なことに没頭する感覚を取り戻す
・セルフトークをなくすと、「ゾーン」や「フロー」と呼ばれる完全に集中した状態に入ることができる

相手のセルフトーク・マネジメントをコントロールする
・相手のセルフトーク・マネジメントをコーチするには、まず、基本的には、客観的事実(場所、日時、部屋に置かれているものだど)と、主観的な事実(何が見えたか、聞こえたか、親愛の感じなど)を聞いていき、相手をネガティブなセルフトークAが起こった状態に戻し、その時の様子を話してもらい、パフォーマンスを下げることにつながっているセルフトークAに気づかせる
・セルフトークAに相手が気づいたら、その次は、肯定・自責の質問/背景を探る質問/支店を変える質問を投げかけ、対話し、相手の中に状況に対する新しい洞察や気づきが起こるのを促す
新しい洞察や気づきを促した問いを、相手は内在化し、実際の場面で使い、パフォーマンスを上げることができる

以上

 

 

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