バーチャルリアリティ学

監修者:舘暲。佐藤誠、廣瀬通孝
編者:日本バーチャルリアリティ学会
発行者:廣瀬通孝
発行所:特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
印象に残ったこと、
・「バーチャルの意味」:表層的はそうではないが、本質的にそうである
みかけや形はそのものではないが、本質あるいは効果としてはそのものであること(米国継承英語辞典第3版)
表層的とは、みかけ、外観、名目、名前など
本質的な部分は、高価、作用、昨日、実質と考えらえれる
バーチャル〇〇:見かけは名目上〇〇ではないが、高価としてあるいは実質的に○○

・バーチャルリアリティ:見かけは現実ではないが、実質的には、現実であること
現実のエッセンス、抽出された現実
すべての要素の内、その目的にとって重要な要素、すなわちエッセンスだけを抽出したものがバーチャルリアリティ
目的に合致した現実のエッセンスを有する者が、バーチャルリアリティ

・バーチャルリアリティの3要素(バーチャルリアリティとして満たすべき特徴的な要点)
3次元の空間性:コンピュータの生成する人工環境が人間にとって自然な3次元空間を構成し
実時間の相互作用性:人間がその中で、環境との実時間の相互作用をしながら自由に行動でき
自己投射性:その環境と使用している人間がしーむれすになっている環境に入り込んだ状態がつくられていること

・バーチャルリアリティは、(実態のたい仮想としての)バーチャルではなく、
(見た目は違うがほとんど実物としての)バーチャル
日本語訳するのは難しいというか、むりがあるが、しいて訳せば、「人口現実感」
バーチャルリアリティは、さまざまな感覚を人工的にユーザに提示し、りあるな世界を体験させるシステム

バーチャル Virtual :実質(本質)の反意語は、ノミナル nominal:名目(表層)
実 real は、バーチャル Virtual の類似語
仮想 supposed は、ノミナル nominal:名目(表層)の類似語

・複合現実感:リアルとバーチャルの融合
複合現実感技術(MR)とは、現実世界とVR世界をシームレスに接続するための技術

・メタバース
SF小説「スノークラッシェ」で初めて紹介され、その語源は、ギリシャ語で「超える」の意の接頭語の「Meta」と、宇宙とか、現実事象をあらわすUniverseを融合してつくられた
コンピュータ上のシミュレーションによって作り出された、新しい仮想において、下記の条件を満たすものを、特に、メタバースと定義している
①3次元のシミュレーション空間(環境)を持つ
②自己投射性のためのオブジェクト(アバタ)が存在する
③複数のアバタが、同一の3次元空間を共有することができる
④空間内に、オブジェクト(アイテム)を創造することができる

以上

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