現在版 社長の帝王学

サブタイトル:使命・才能を活用し高収益ビジネスをつくる
著者:吉川正弘
発行所:産業能率大学出版部
印象に残ったこと:
「帝王学」とは? 魅力をつける学問。経営者・リーダーとしてのあり方:行動
「陰陽五行論」とは、自然界の理を法則化、言語化したもの。人の宿命や流れ:理論
数千年前からあり、中国が春秋時代の2500年前に学問としてまとまってきた。
「陰陽論」とは、女と男、夜と昼、裏と表など、この世の背別の事象を陰と陽に分類して考察していく。
陰と陽にそれぞれ役割があり、陰と陽を切り替えたり、交互に強くなったり、陰と陽が交わって新しいものを生み出していく、という考え方。
「五行論」はこの世のすべつのものを五行(木火土金水)の5つに分類したもの。
才能は、10種類(大木、草花、太陽、灯火、山岳、田畑、刀剣、宝石、海洋、小川)に分類される。
大木(木・陽):コツコツ何かを積み重ね、大成する才能。目標を設定し、目的に向かってコツコツ歩み続け、大きなことを実現すること。
草花(木・陰):協調性があるリーダーシップの才能。リーダーシップを発揮し、周りの人を調和させ、夢に参加させること。
太陽(火・陽):自然体で大勢の人に情報を伝える才能。自分が本当に良いと思ったものを自然体で伝えること。
灯火(火・陰):興味をとことん突き詰める芸術家の才能。自分の世界を真にアップに追求し、世に出すこと。
山岳(土・陽):ヒト・モノ・カネ・情報を循環させる才能。世の中にヒト・モノ・カネを循環させ、愛を配ること。
田畑(土・陰):堅実に蓄積し、人を育てる才能。コツコツと蓄積を重ね、身近な人に愛を配り、幸せにしていくこと。
刀剣(金・陽):強い突破力を持ち、どんどん行動できる才能。何かにチャレンジし続け、単独でも行動し、結果を手に入れること。
宝石(金・陰):与えられた役割をきっちろ話す才能。世の中に対する役割を宣言し、果たしていくこと。
海洋(水・陽):知的好奇心を元にどんどん改善・改良する才能。知的好奇心で行動し、世の中を改良・改革していくこと。
小川(水・陰):創造性があり、体系だった思考ができる才能。知性で得たことを世の中に上品に出していくこと、知識を伝えていくこと。
陽転:持っている才能が輝き、しっかり活用されていること。
陰転:正常に発揮できておらず、場合によって逆の性質がでてしまっていること。

天中殺タイプ
子丑天中殺:一から始める、天性のリーダー役
寅卯天中殺:組織、人間関係のつなぎ役
辰巳天中殺:現実主義者として、新境地を開く役目
午未天中殺:物事の取りまとめ役
申酉天中殺:仕事をバリバリ推進する天性の補佐役
戌亥天中殺:夢想家として、新境地を開く役目

宇宙(世界)の流れは60年サイクル
国(国家)の流れは50年サイクル、動乱期、習得期、平和期、庶民期、権力期
日本は、憲法施行日の1947年5月3日から、10年単位で上記の段階が切り替わる。
1周目は、国民全体に均一に推移、2週目は、二極化が進む。
現在は、2週目の平和期(2017年~の10年間)。個人の夢が叶う時代。
会社や個人の流れは60年サイクル

天中殺機関中は、起きた現象を受け止める、今に集中する。
なるべく普段通り、計画通りに過ごす。
人から来た依頼を積極的に受ける。
神社参拝やお墓参りをする。
勉強・運動をする。
人のために行動する。
今までの生活や事業を見直す。

相生相克論
相生関係:木(確信を持つ、思いが固まる)→火(想いを伝える、発信する、表現する)→土(愛情・人脈・チャンス)→金(次の役割・役割が与えられる、拡大行動する)→水(学ぶ・体験する、習得する) ※金から始めるとよい
相克関係:木→土→水→火→金

自然の気図
水:目上

×
金:身内 ← 土:自分 ←× 木:社会

火:目下

経済なき道徳は戯言(寝言)であり、道徳なき経済は犯罪である。

組織の大原則:リーダーは一人
順当関係:最も健全な組織、目的←リーダー←補佐役
同志関係:目的←リーダー
↖補佐役
友人関係:目的←リーダー
目的←補佐役

男性型組織:縦型組織
助成型組織:横型組織

100年続く企業の作り方
信用第一
浮利に趨らず(趨らず)
実力主義
不易流行(新しいものを取り入れながらも本流を変えない)
精神・技術継承の仕組み化

帝王としての魅力のつけ方
仁(周りに慈愛を与え、周囲の人を慈しみ、守る徳)
義(約束を守り、道理や義理を貫き、後ろめたいことはしない徳)
礼(明るくポジティブな言葉遣い、礼儀正しい振る舞いをする徳)
智(学習し新しいスキルを身につけ、常に自分を成長させていく徳)
信(周りの人の信頼を得て、愛情や人脈、お金を引き寄せ寄せる徳)

以上