AIにできること、できないこと

著者:藤本浩司、芝原一友
発行所:株式会社 日本評論社
印象に残ったこと:
AI=人工知能とは、コンピュータに知的に作業を行わせる技術
現在第3次AIブームの中にいる
「知性」=「自分で考えて環境に対応し、より良い成果を達成する能力」
AIが知性を持つ上での必要な要素
動機:解決すべき課題を定める力
目標設計:何が正解かを定める力
思考集中:考える劇ことを捉える力
発見:正解へとつながる要素を見つける力
上記の「発見」以外は、今のAIはあまり実現できていない
動機、目標設計は、人が決めて、思考集中も人の知見に頼る面も多い
発見は、質より量でカバーされている

AIは理解していない

人間を超えるAI(HLMI)が実現するのは、早くて2050年、置き換わるのは、2100年以降
置き換われば、衣食住はAIが自動で生成できるようになる
AIは知能の優れた一個人と捉えるのがよい
AIと人間が共存する世界になる
人間は働かなくてもいい状況になったとしても、新しい何かを作り出して誰かに与えるという営みをつづけていくだろう
一人ひとりがAIを正しく理解して向き合っていくことが必要

考察:AIを正しく認識することが必要であることを改めて考えさせる良書と考える。