一流ファシリテーターのすごいひと言

著者:中島崇学
発行所:ダイヤモンド社
印象に残ったこと:
現実を変えたいとき
他人を変えるよりも
自分を変えるよりも
まず言葉を変えてみましょう。
言葉なら簡単に変えられる。
私たちの発する言葉にはどんな言葉でもインパクトがある。
発した言葉から未来が始まる。
ファシリテータは、「みんなを信じて頼る」こと。
聴いてくれる人の言葉は、聴ける。
見ていてくれる人の言葉は、受け取れる。
わかってくれている人の言葉は、沁みる。
たかが自己紹介、されど自己紹介。自分が今やっていること、自分の貢献したいポイント、期待を伝える内容のの自己紹介をする。
終了時間を伝えるとみんなが動きだす。
成果とメンタルまでゴールとして示す。(ゴールは、それが達成したときにメンタルでどう感じるか、目指すメンタルの状態も表現する。)
ともかく名前を読んでみる。
凍った空気を熱い言葉で溶かす。(「この時間を最高のひとときにします。そのために私はベストをつくします。」)
「おかげさま」は、魔法の言葉。
フレーミングで発言しやすい空気に。(フレーミング:ルールや制約を適切に設ける。)
バトンタッチ方式(次の人を指名させる)で空気をあたためる。(「順番」ほど人を緊張させ、空気を冷やす。)
「私たち」を主語にして伝えたいことを伝える。
「代弁者」ならハードルが下がる。(その人の意見でなく、「立場」を代表して意見を言ってもらう。)
暗示を使って発言を促せる。(〇〇さん、何かいいたそうな顔をされていますね。
相手を肯定した上で、ときには、「言い切って」みる。(「これからの発言に、きっと興味を持たれるはずです。」)
質問のハードルを下げる。(「何か気になることや、確認したいことがあればどうぞ教えてください。」)
「2種類の共感」で味方を増やす。(感情の共感、和の共感)
あいづち:「は~」「ひゃ~」「ふ~ん」「へ~」「ほほぅ」、「あ~」「いいね!」、「う~ん」、「ええ!?」、「おお!」
「大切」と認めることで、味方が増やせる。
よくわからないときほど、まずは、共感を示す。
「良い意見」はすかさず共有!
人の意見をジャッジするのは危険・注意。自分のメッセージとして発していいのは、自然な感情の発露だけ。余計な評価はしない。「そうそうそう」「わかる!」以外のメッセージを発するときは、「個人的な感覚を顕著に伝える」という枠組みを守ること。(「バランスのよい提案のように私は感じます。みなさんはどうでしょう?」
問い掛けで「大切にされている」と感じてもらう。
「数」はやっぱり頭がいいと思ってもらえる。(一つ目は〇〇〇、二つ目は△△△でしょうか?)
答えに詰まる問いは、「ギフト」になる。(その問いをもってこの時間を過ごすと、気づきのギフトが多くなると思いますよ。)
時間と質は両立できる(「どんなにたくさん意見が出ても大丈夫です。私たちは、必ず時間帯にゴールに到達できます)
矯正しない終わり方にする(「あと10分の貴重な時間があるので、私たち1人ずつ発言して終わりませんか?」
実況中継で楽しく時間効率アップ。(「この30分でAとBはできました。ということは、残り30分もあれば、我々は結論を出すところまでいきますね。」)
粘って最後まで発想を広げる。(「今日はいい感じですね。もうちょっと粘ってみませんか。」)
脱線したらやさしく中断(「恐れ入りますが、いったん止めさせてもらっていいですか? 次回以降のテーマにつながる重要なポイントでしたね。ありがとうございました。」)
相手を尊重する確認の仕方で、集中力を上げる。(「ここまでの話は伝わっていますあ?)
対立モードはチームになるチャンス(「私たちがめざすものは同じです。一人ひとりが本気に考えているからこそ、いろいろな意見がでますね。」)
「人と意見」を分けると対立を避けられる。(「1案と2案のメリット、デメリットを出していきましょう。」(個人名を入れない。)
リフレーミングでなんでも明るくしてしまう。(「このテーマが重要だからこそ、いろいろな意見がでるんですよね、」(カオスな状態をなんとかしたい。)
Yes and の人になる。(Yes but でなく)
口撃パンチにはキスで応える。(「言いにくいことをご指摘いただきありがとうございます。」
面白がることで視点を変え、ピンチを脱出。(「たしかにピンチですね。落ち込む気持ちもわかります。でも、それはちょうどいいんじゃないですか。なぜなら、・・・・・」)
厄介な人のキーワードに注目!(「大学時代にラグビーをしていたんですね。」
口をはさみたがる人には感謝のサンドイッチ。(感謝+その人のおかげで出た成果)
間の悪い質問でも、その人にとっては大事なこと。(「ありがとうございます。大事なポイントなので、ここでおさらいをしておきましょう。」)
クレーマーの「そうなんだよ」を引き出す。(相手の主張を正しく繰り返し、できる限り共感します。
「私は」なら、ほめ言葉がうまく伝わる。(「私はあなたのおかげで助かりました。」)
悩んでいる人に「なぜ」と聞いてはいけない。(「Whyは心を閉ざす質問」、「What」を使い、悩みの背景についてストーリーを語ってもらうよう促す。)
ときには弱音を吐いて自分を立て直す。(自分自身が「困った人」になり、周囲の足を引っ張る可能性がある。)
わかっていますよサインが相互理解を生む。(共感してくれたチームのために尽くしたい。)
人は、言葉とともに生きている。

以上