新訳 原因と結果の法則

著者:ジェームズ・アレン
訳者:山川絋矢、山川亜希子
発行所:株式会社 KADOKAWA
印象に残ったこと:
原題:As a man thinketh(人は自分が思っている通りのものになる

あなたの人生を作っているのはあなた自身である
それは、思考の力によってである
その思考はあなたが選択し、深めたものである
あなたのマインドが内部的にはあなたの性格を作り出し、外面的にはあなたの環境を作り出しているのである
気づきと幸せを作り出すことができる

マインドは創造の名人
人間はマインドそのもの
人間はマインドという思考を生み出す道具を使って、欲しいものを創りだす
膨大な数の喜びも、膨大な数の不幸もそのようにして創り出している
人間が無意識に考えていることが、具体的に外に表れている
環境は己の姿を映し出す鏡にすぎない

人は文字通り、『自分が思考するものになる」⇒人は考えたとおりの人になる⇒あなたの思いが現実になる⇒自分の人格は自分の思考の完璧な集大成
「無意識的」あるいは「計画的でない」行動から、「意識的」かつ「計画的」な行動に至るまでのすべてについて言える
自分を変えたかったら、自分の考えを変えなさい(自己改革の基礎)
世界を変えたかったら、自分が変わりなさい
行動は思考の花といえる
思考(原因)⇒行動⇒結果(人生)
喜びや苦しみはその果実である
もし、自分自身の思考をよく観察し、コントロールし、自分の考え方を変えて、自分自身や周りの人たちだけでなく、自分の人生や環境にもたらす効果を注意深く見つめて原因と結果を関連づけていけば、あなたは的確にそれらを明らかにすることができる ⇒ 求める者は与えられ、扉をたたく者に扉は開かれる
良い人間には良い人生がもたらされ、悪い人間には良くない人生がもたらされる
人が清らかな思考を持てば、当然の結果として喜びがやってくる
良い思考は良い果実を結び、悪い思考は悪い果実として実を結ぶ
あなたの人生を作っているのはあなた自身である
環境は思考の持ち方によって変わる
病気も健康も、環境と同様に私たちの思いの結果ある
不健康な思いでいれば、健康は急速衰え、病気や衰弱へと男んでゆく
楽しい、楽しい思いでいきていれば、いつまでも若々しく、健康でいることができる
人間はしっかりとした目標を持ち、その目的の達成を目指さなければらない
そして、自分の目標を常に重いの中心に据えなければならない
全ての人は、「宇宙の存在の法則」によって、あるべきところに存在している
人生に偶然という要素は一切ない
今目の前にある自分の仕事に思考を集中する
気高い理想を掲げ、美しいビジョンを心に持ち続けている人たちは将来、いつの日か、それを現実のものにする

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因果応報(仏教で、善悪の原因があれば必ずそれに相応する楽苦の結果のあることをいう)にも通じる
仏教の場合は、前世も含むとされる。前世やその人の過去の行いが原因で、さまざまの結果を報いとして受けることとなる(参考:コトバンク 「因果応報」 https://kotobank.jp/word/%E5%9B%A0%E6%9E%9C%E5%BF%9C%E5%A0%B1-32783)

以上