実践リスキリング

著者:岸 和良 、杉山 辰彦、下田 悠平。宮本 智行、稲留 隆之
発行所:株式会社日経BP
印象に残ったこと:
DX(デジタルトランスフォーメーション):デジタル技術やデータを使ってイノベーションを起こし、顧客に便利な商品やサービスを提供、ビジネスを圧倒的に成長させること。
キーワードは、価値創造である。顧客価値、従業員価値、住民価値。
リスキリング:ビジネスの仕掛けとその手段であるビジネスの仕掛けを使いビジネスの発想方法を再学習すること。

17のビジネスの仕掛け
①オンライン化
②オンラインマッチング
③プラットフォーム
④ネットワーク効果
⑤クラウドファンディング
⑥コンテンツマーケティング
⑦ファンマーケティング
⑧プロセス体験型消費×SNSマーケティング
⑨体験型消費×お試しマーケティング
⑩顧客ロイヤルティープログラム
⑪D2C
⑫D2Cサブスク
⑬プロシューマー
⑭シェアリング
⑮シェアリング×データ
⑯IoTビジネス
⑰既存資産転用

リスキリングに有効な5つの手法
①自己学習
②座学型研修
③ワークショップ型研修
④実践型演習
⑤実務での育成(OJT)

9つの学びの仕掛け
①「理解していないという自覚」を持たせる
②「学習動機」を高める
③「すぐ調べる」くせをつける
④「多様な人材」で意見交換する
⑤「すでにある知識・経験」を使う
⑥「質問を使って」理解を深める
⑦「考えるヒント」を使う
⑧「制限時間を決めアウトプット」させる

DXビジネスにかかわるビジネスリテラシー、データリテラシー、デジタルリテラシーの3つのリテラシーのうち、最も重要なビジネスリテラシーは、17のビジネスの仕掛けの知識とスキルを学んで、繰り返しビジネス発想をすることで身につけることができる。
データリテラシーとデジタルリテラシーは、顧客体験価値を考え、リスキリングすべきデータに関する知識、スキルを身につける。
データリテラシは、顧客一元管理(CRM)、行動データ分析、デジタルマーケティングから始める。
デジタルリテラシーは、SaaS、WebAPI、外部サービス連携、クラウド、マイクロサービス、アジャイル開発などから始める。

感想:わからない言葉が出てくればその場で、スマホで確認し、理解して話を進めることが重要、リスキリングに成功したから終わりではなく、生涯学習のように継続して時代とともに変わり続けなければならないと再認識した。

以上